最高のコンディションでのジェゴグ公演

1月26日、満月の夜。
月にまつわる伝説がある場所、ペジェン(Pejeng)でのジェゴグの公演がありました。

ジェゴグ(Jegog)とは巨大な竹筒打楽器で、大きさの違う14台の竹琴が演奏するというもの。
簡単に言ってしまうと、これだけのことなのですが、
言葉では計り知れない魅力のある楽器なんです!

さぁ、演奏のはじまり、はじまり。

今回の演奏は、本場ヌガラのスアールアグン(Suar Agung)。
「神の光」を意味するスアールアグンは、世界公演をこなす、とても有名な楽団です。
15人が2チームに分かれて演奏をします。

ジェゴグは、大きなものは20cmにもなる竹筒で出来た楽器。
その竹筒を削って音階を出しています。
楽器にもぐってみると、確認することができました。

竹は楽器となっても呼吸をするので、気温、湿度などによって微妙に音が変わってきてしまい、
演奏の前には調律師さんが竹を削って音を調節しています。
それも、調律の際にわざと音をずらすんですって。
こうすることで、音が反響し、うねり、聴いている人の体の芯まで震わす音楽となるのです。

一番後ろに並ぶ、3台の楽器がうねり出す、パイプオルガンの音色の様な重低音。
小さな楽器が生み出すメロディーは、優しく、激しい音色。

この素晴らしいオーケストラは、やっぱり生で聴いてみないとわからない!

また、ジェゴグ演奏のメインとも言われるムバルン(Mubarung)では、
2チームが音楽の合戦をするというもの。

お互いのチームのテクニックをぶつけあい、激しい音が飛び散ります。

音がうねり、最高潮に達した時、
サーッと雨が降ってきました。

激しい演奏に降り注ぐ雨。

神様も粋な演出をするもんだなーなんて思っちゃいました!

やっぱりジェゴグには、
雨の音や土の匂いなど、自然と一体化した感じが似合う。

素敵だなーと感激してしまいました(*^^*)

そして、もう一つの魅力は、体感できると言うこと!

ジェゴグを聴くときは、どこで聴いてもOK!
前で見てもいいし、楽器の下に潜り込んでもOK。
寝転がってもいいし、自分の好きな様にしていいのです。

まったく気取っていなくって、とっても親しみやすい。
みんなで一体となって楽しめるのがジェゴグ音楽なんです♪

演奏者もみーんな楽しそう!

笑顔が生まれる音楽~!

実際に演奏を体験する事も出来たり、
本当に最後まで飽きることなく、夢中にさせてくれます。

そしてクライマックス。

すべてのライトを消して、月明かりの中での演奏。

ジェゴグの下に潜り込んで聴いていた私ですが、

自称、ジェゴグ狂の私(笑)

ジェゴグが好き過ぎで、ジェゴグの練習を始めたのは良いけれど、
結局練習場に住み着くまでに至ってしまったアホでございます(笑)

暗闇の中、演奏に参加させていただいたのは、
ここだけのナイショですよっ。

他にもバリブログいっぱいです~♪

NANA

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